カメラ&フレンズ ニッポンのポートレート

ニッポンのポートレートとは何か?

誰かが日本のポトレと海外のポートレートは違うというようなことを書いていた。
日本はどこかアニメ文化が漂う、

陰影や質感より、線が基本の写真。それもいいと思う。
日本家屋で3人のモデルさんを考えてみた。

日本的佇まいの3人を。

山中夏歩さん、彩雪さん、そして最近大人気のちゃんめいさん。

この3人が揃うなんて滅多にない。

今回は3人スリーショットの講座と、個人撮影の講座。

ゲストフォトブラファーには錦織智さん。
昨年の私的写真集選手権最優秀賞受賞から新しいシリーズSHE seeという写真集を作り始めて3冊目。
演出力とライティングを学んでくださると嬉しいです。

モデルの世界からは山中夏歩さん。
ポートレートモデルを有名にしたい。
その思い一筋に今では依頼がたくさんで予約取りにくいモデルさんの一人に。
モデル人生の中で思い出の出来事や素敵な写真とは何か?
傑作の中から選りすぐりの作品をお見せしちゃいます。

そしてもう一人の大物ゲストはフォトテクニックデジタル藤井貴城編集長。
最近のコンテスト入賞傾向、モデルさんの動向を聞いちゃいます。


大体のスケジュールはこんな感じです。
変更がある場合もあります。

カメラ&フレンズスケジュール

8時45分 集合 アクティ目黒駅前 カメラ&フレンズルーム
9時 オープニングムービー 自己紹介。
10時 錦織智クラス 僕と写真集 SHE see について
10時45分 山中夏歩クラス 私の好きなポートレート (モデルから見たポートレート
11時30分 昼ごはん 徒歩10分の目黒スタジオまで移動 各自お弁当、軽食をお持ちください。
12時 目黒スタジオ モデルin
藤井貴城クラス 最近のポートレート(最近のフォトコン入賞傾向など)
17時 終了
18時 懇親会 希望者のみ 参加費別途3000円 アクティ目黒駅前会場にて


参加費は11000円
3人のモデルが撮れてこの値段ってお値打ちだと思います。笑 自画自賛

お申し込みは @muu_photo さんのDMまで

お待ちしています。


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第3回 11/23、第4回 12/17、camera&friendsワークショップ

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カメラ&フレンズです。
ワークショップです。

今度は2本同時発表です。


まず第3回の11/23日 勤労感謝の日 ,レタッチspecial
 
レタッチって一体、、、本職の方でもレタッチに疎いという方も少なくありません。
そう、こんな僕も含めて。
そんなカメラマンさんを対象としたポートレートレタッチ教室です。

カメラ&フレンズで毎回好評の一色卓丸さんが、初歩から近道までレタッチの極意を指南いたします。

ゲストはあきりんさん、
あきりんさんはゆるふわというテーマで魅力的なポートレートをたくさん生み出してきました。
魅力的な女性像の作り方、、レタッチは楽しく!をテーマにトーク&レッスンいたします。

ゲストモデルにNASAさん。
撮影会の女神様や個人企画の写真展などでもおなじみの人気モデルさん。
今回は一色さん、あきりんさん、の手にかかり、魅力的に変身していただきます。

申し込みは以前と違い ツイッターの @muu_photo さんのDMまでお名前、ハンドルネーム
住所、携帯番号、メルアドを書いて送ってください。
引き換えに予約番号をお渡しします。

会場は目黒のいつものワークルーム 10時-17時になります。
よろしかったらご自身のPCをお持ちください





そしてもう1本

第4回は12/17  日曜日 特別編 題して谷中レトロカメラ&フレンズ です。

あの柊サナカさんの人気小説をコバヤシが映画にしたもの来夏の家をそのまま再現、撮影できちゃう企画です。
柊さん、まみこさん、コバヤシのトリプル企画。
今回、サポートメンバーは出演されていたモデルのマリアさんとカメラマンのマカロンさんです。

サプライズとして、まみこさんのお手製おにぎり。柊サナカさんから小説のカードのプレゼントもあります。

場所は巣鴨の日本家屋スタジオ。あのリアルポートレート展でのまみこさんを撮影した場所でもあります。
小説で、山之内善二郎亡き後、来夏が一人暮らしをしていた部屋の再現です。
たくさんのクラシックカメラと今宮写真機店のエプロンがあります。笑

1部2部に分かれて、10−13、(13)14−17までの2部構成です。
13-14時は2部の方の昼ごはんタイムです。 お弁当をお持ちください。
ご希望の方には、まみこさんからおにぎりのプレゼントがあります。笑


内容は、柊サナカさんとコバヤシのトーク(まみこさんの山之内来夏について)
撮影タイム まみこさんの山之内来夏 マリアさんも学生服で駆けつけます。
谷中レトロカメラ店の謎日和を自由にクリエイト撮影できる空間をお作りいたします。

(今回撮影された写真はSNSや写真展での発表は オーケーですが、営利目的の写真集もしくは印刷物の制作は禁止とさせていただきます
合同写真展などのカタログ、印刷物も含みます)

応募は1部か2部下を明記して 小林幹幸のツイッター @motoyuk のDMまで、お名前、ハンドルネーム、携帯番号、住所、メルアドを明記して
メッセージくださいませ。予約番号をさしあげます。

どうか、よろしくお願いいたします。




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第2回カメラ&フレンズ フィルムカメラに恋をして

第2回カメラ&フレンズやります。


フィルデジ特集
フィルムカメラに恋をして

日時10月22日 日曜日
時間 11時から17時まで
場所は応募のあった方から随時連絡させていただきます。
前回と同じ場所で行います。

参加費 8000円

テーマ
新しくフィルムカメラを始めたい人も必見、
今年から提唱しているフィルデジとフィルムカメラの世界の特集です。

ゲスト 赤城耕一
ゲストモデル 秋葉七海(ミッシェル)

時間割

内容
11;00 オープニング 主催、参加者自己紹介
11;30 フィルデジ新作法 デジカメとの共存方法 作例スライド 小林幹幸
12;00 赤城耕一さんによるトーク、写真家とカメラ スライドショー
     フィルムカメラを囲む会。 各自銀塩カメラをお持ちの人はお持ちください
13;00 昼ごはん 親睦タイム お弁当は各自持ってきてください。この時間帯で仲間を作ったりするのも楽しいです。
14;00 女優 秋葉七海登場  光と遊べ! わたしと遊べ!
15;00 ”見る写真塾” 2018年ポートレート研究、小林幹幸の写真塾 聞き手、近藤仁
16;00 一色卓丸 大好評、写真家の為のデジタルPC技術 第二回 写真集を作ってみる予備技術編
     私的写真集を作るいくつかの方法 こんな感じになるという説明のみ
17;00 クロージング親睦会 18時くらいまで延長予定



また、みなさんとお会いできるのをスタッフ一同お待ちしております。


写真家 小林幹幸



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”カメラ&フレンズ” 写真の夏期講習 2017夏

”カメラ&フレンズ” 写真の夏期講習 2017夏
小林幹幸はすべてのカメラと写真を愛する人のため、”カメラ&フレンズ”を立ち上げます。
メーカーの枠に縛られることなく、新旧のカメラファンが集まれる場所にしたいと考えています。

8/20日には発足会を兼ねて、真夏の写真夏期講習を行いたいと思います。
時間 11時より18時、目黒駅近辺(参加者のみに通知致します)

第一回 プログラム 
1, 小林幹幸写真塾
写真と人生、クロストーク(with P 一色卓丸、むう)
各スライドショー、ムービー作品の紹介。

2、フィルデジの世界。
3、現像を考えてみようか、一色卓丸(できれば現像できるPCかタブレットをお持ちください)
4、写真集トーク むう
5、カメラトーク フィルムからデジタルまで(みなさんのカメラをお持ちください)
6、モデル撮影 実習、すこーしだけね プロはこうしてる。

特別ゲスト考え中です。ご期待ください。
参加費 税込5000円  定員20名



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カメラについて 笑

写真家が書くカメラについて。笑
きょうは父の告別式だったので、まるっきり違う話題を書いてみたい。


最近僕は以前に売ってしまったフィルムカメラを買い直しています。
昔に戻りたいのかもしれない。


細胞レベルで恋はしてないが、細胞レベルで写真してると思ってる。
僕の中の何かがフィルム写真をもう一回やり直せというのだ。


父の死を前にして思うのは自分の死のことだ。

自分の死んだ後にどんな作品が残るのか。
誰が自分の死後、作品を管理してくれるのか。


そこでフィルムに行き着いた。
カラープリントまでしなくてもいい。
使用原稿ならフィルデジ!でいいじゃないか。

※フィルデジとは僕が提唱しているフィルムのCDデータ化を楽しみましょうということ

仕事はデジタル、作品はフィルムカメラに落ち着くことになった。


そこでカメラだ!
10代から慣れ親しんだペンタックス67、のちの67II
僕がスタジオに出入り始めた高校生の頃、チラシを撮るプロはハッセルを買えなくて自分のペンタ67を負け犬の機材のように扱った。
ポラが通常取れないのでその時代はcanon new F-1のポラ機を使っていた。
GIN-ICHIでやっとポラ機が発売された1980年頃だ。
ハッセルELMを使っていた僕は23歳、音楽雑誌の仕事を始めていた。
故障して借りたペンタックス6x7で見開きの仕事がもらえた。
そのころ海外ではペンタックス67の評判は高かった。
ブルースウェーバー、スティーブンマイゼル、ペンタックス67が仕事現場のスナップに写るようになり
僕も累計26台のペンタ67ボディーを使い倒した。


バケペンという言い方がある。
これはそのころのユーザーの多くを占めたアマチュアの風景写真家が使っていた愛称だ。
僕らは決して使わない。おばけペンタックス、、、かっこいいイメージと程遠いからだ。

僕らファッションの道を志すものは、シックスバイセブンと呼んだ。
マミヤは海外に行くとメイミヤだ。

645は使わない。これは殆どグラビアで使用されていた。
6x7を使うファッション系とは住み分けがされていた。

その後、デジタルの時代になり、反抗していた僕はしばらく仕事は、ディアドルフの5x4に移行した。


ペンタックス6x7は若い人にも人気がある。


使い古されたペンタックス67を見ると、すこし苦いような思いでが蘇る。
写真館やチラシ広告で酷使されたボディーのことを。
高校生の時、スタジオで見たチラシのカメラマンの額の汗を。


僕の素早い巻き上げに何10台もの67が修理送りになった。
その時の担当がいまペンタックス645zを生み出した前川泰之氏だ。

あーまたやっちゃいましたか、そろそろまた新しいの買ってくださいよー。

前川さんの声が蘇る。


”前川さん、最近も新しいの、買ったよ” 笑


”またどんな風の吹き回しですか?” 彼のオタッキーな声が聞こえるような気がする。

最近おもうこと。

最近の出来事で大きかったのは父の”死”に直面したこと。
まだ物事書けるほど、自分で消化したわけではないのでこのことは後日、書いてみようと思う。

その前に親友の”死”を経験した。
この2週間ほどで経験した自分の心境の変化は、自分の体が対応できないのを感じることもある。

体調、心理の変化はどの人も変わらないと思うが大きくは”写真”にとっての”想い”だ。

自分に”写真を教えてくれた人”と”自分の写真をフォローしてくれた人”の別れは、自分の写真を少なからず見つめ直すきっかけになっている。

数年前、映画”東京シャッターガール”を初監督した。
撮影中に親友ふたりが亡くなった。
この出来事は製作途中の台本を変化させ、映画の中に死生観を少なからず持ち込むことに流れていった。
”写真を撮る意味”を後世に伝えること。
僕の中に、その思いが強くなった。

”写真を撮る意味”
”人はなぜ写真を撮るのだろう”

映画と写真は相性が良い。
映画を撮りたいとそう強く望むことはなかったが、”写真を撮る意味”を映画で知らせたいという想いは年々強くなっていった。

ゴールデンウイークに開催したニコニコナイコン会議GWでは、数本のスライドショー、ショートムービーを用意した。
まだまだ写真を勉強したいと思う人へのワークショップだ。
この中で、柊サナカさん原作、”谷中レトロカメラ店の謎日和”というショートムービーを試験的に公開した。

親友と父親との別れは、今後完全版を作るのに少なからず影響を及ぼすと思う。


暗くなるのか、深くなるのか、、、いや、それはないだろう。

反対に明るく優しくなっていくのではと思う。

人間にとって一番大事なもの、それは”記憶”だと思います。
晩年、呆けた父は愛した母さえ分からない時がありました。

その”記憶”をしていこうとする行為が”写真”であると。

シャッターを押しながら一度も見ることがない画像が生まれるのも人間には”記憶”を形にしたいという
欲求があるのだと思います。

今度のショートムービー。

人はなぜ写真を撮るのか、、、


テーマが見え始めてきました。

フィルデジ! フォトテクニックデジタル

現在発売中のフォトテクニックデジタル4月号には、小林幹幸プレゼンツとして”いま、フィルデジがアツい!”と題して特集をしてもらっています。
昨今の写ルンですブームは全国の現像ショップを活気づけさせました。
そして写ルンですで育った世代が、フィルムカメラを購入しだし、インスタなどの SNSの流行と連動し、一大ブームが起こっています。
女子たちがアナログカメラを買い求め中古カメラ屋さんを歩く時代になってきました。

”フィルデジ”は僕の作った言葉です。

フィルム現像のデータ化は前々から行われていたものです。
フィルムカメラのブームも以前からあります。
そこにInstagram Tumbler などSNSなどでの利用用途が増え、僕が主催の一人でもある”私的写真集選手権”などでも、フィルムのデジタルデータ化した応募が増えてくる現象に気がつきました。

このブームを雑誌などで特集し、意識させることによって大きな話題にし、フィルム生産の保護、アナログカメラの価値の見直しが出来るのではと考えました。

みなさんも、フィルデジ、お家にあるフィルムカメラでまず、始めてみてください。

現像所で作られたデータは雑誌の印刷にももちろん、デジタルにはない味を伴って再現されています。


興味のある方は一度、フォトテクニックデジタル4月号を手にしていただけると幸いです。




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